過去へのご褒美!?同級生同伴

昨日はお店で、珍しくも嬉しいことがありました。

なんと高校の同級生Tが、お客さまとして来店してくれたのです!

金曜だというのに同伴予定がなく、あらら困ったわ、と思いつつ支度をしているとスマホが鳴り、懐かしい名前が表示されました。

「近くに来ているから呑もうぜ」と誘ってくれましたが、仕事のことを伝えて「また今度ね」と言うと、「じゃあ同伴してやるよ」と彼。

まさかの同級生同伴!

さすがに食事代は私も半分出しました。

当時彼は理系、私は文系で一度も同じクラスになったことはありませんが、部活が一緒でした。

男子バレーボール部。

つまり私はマネージャーです。

男子運動部なんて全く興味がなく、友人に頼まれ「一時的に」引き受けただけだったのに、結局最後まで付き合ってしまいました。

元々イケメン揃いと名高いらしい男バレには4月の段階で女子マネ希望者が殺到したと聞いていたのに、私が頼まれたのは6月。

群がっていた女子たちはどうなったのか、マネージャー採り放題じゃないのかと問うと、

「女子マネの入部は6月になると伝えたら、みんなよその男子部のマネージャーに納まってしまった」と。

バレーボールに興味があるんじゃなく、”男子部のマネージャー”に憧れているだけだったもよう…。

そんな訳で6月の段階で男バレマネに立候補する人はおらず、たまたま中学時代にバレー部だった私に白羽の矢が立ってしまったのです。

何度も断りましたが拝み倒され、見かけによらずお人好しな私は最後には引き受けてしまいました。

しかも割りとマネージャーの負担が大きい部活だったので各学年二人ずつ採用していましたが、私の代は結局一人きり。

大切な青春時代を、むさくるしい部活で忙しく過ごす羽目になってしまいました。

ただ、そこそこ強く、何より”いいチーム”だったので、試合は面白かったんです。

平均身長が他校よりかなり低かったにもかかわらず、守備で粘って僅差で逆転勝ちするような試合運びが常でした。

部活内でも色々ありましたが、今となってはすべて良い思い出です。

しかも何年経っても結束が固く、いやむしろ時が経つほどに仲良くなり、ぽっかり空いた金曜夜にこうして救われるのだから、16歳の私に感謝しなくてはいけませんね!

お互いジャージ姿に一番馴染みがあるぶん、お店に入ってからのきっちりメイクに短めドレスはちょっと気恥ずかしかったです。

(ただ、ピンク系のリップを使っている私に、真っ赤な口紅のほうが似合うから変えなよ、と女子のようなアドバイスをくれました。)

呑みながら笑い話ばかりしていましたが、

「Tは全身バネだから、ジャンプのしかたがかっこよかったね。
最高到達点から更にもう一度空中でジャンプするみたいな。」

と褒めると

「お前がマネージャーで本当に助けられた。」

と褒められ、まるで初デートのようにお互い照れ合うという、ムズ痒くなるような空気が流れたのには参りました…(そしてお互いに褒めたことなどなかったと初めて気付く)。

するとちょうど私の他のお客さまがいらして、後輩の女の子にヘルプで代わってもらったのですが、仕事終わりにその子が

「高校時代の文香さんのこと根掘り葉掘り聞いちゃった~」

とニヤニヤしながら近付いてきます。

え、な、なんて言ってた?と動揺すると

「まず”テーピングの魔術師”だったって。」

そう言えば捻挫がくせになっているTの足首に、よくテーピングを巻いてあげたような…

それから?

「いつも一番弱っている人の味方だった、って言ってました。」

これにはちょっとグッときました。

まさか彼がそんなことを言うとも、そんな風に見ていたとも思わず、びっくりするほど嬉しかったです。

(なにしろ当時は仲が悪く、お互いに手が出るような派手なケンカを何度もしたことがある…)

頼まれごとはどんなことでも引き受けて一生懸命やっておくと、何かよいものが忘れた頃に返ってくるのですね。

何だか懐かしくて、一日だけでいいから高校時代に帰りたくなりました。

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