フィギュアスケート2017NHK杯、表彰台のセルゲイ・ボロノフ選手に思うこと

子どもの頃、最初に憧れたのはアイスダンスの選手だった文香です。

この週末はもちろんフィギュアスケートのNHK杯を、ショート・フリーともに4種目すべて見ました。

今回久しぶりにスポーツのことを書きたくなったのは、セルゲイ・ボロノフ選手の優勝する姿を見たからです。

日本ほど年齢を気にする国もありませんが、複数の4回転をばんばん跳ぶ若手が次々に台頭してくる中、30歳でグランプリシリーズの一戦を制するのは決して簡単ではありません。
ボロノフと同じ歳の織田信成さんも感銘を受けていましたよね。

それに1995-1996シーズンから始まった現在のグランプリシリーズにおいて、30歳での優勝は男子シングルの史上最年長記録です。すごい!

ボロノフ選手を応援していた理由

私は元来、高橋大輔さんや町田樹さん、宇野昌磨選手のような踊れるスケーター、芸術性の高い方々のプログラムが好きです。

対してセルゲイ・ボロノフ選手は、高いジャンプを筆頭に「技術をシンプルに見せる!」という印象の方でした。

そしてだからこそ、ここ二年はロシア選手権でも表彰台に立てなかった(5位と7位)のに、辞めないフィジカルとメンタルがすごいなあと思っていました。

思うような結果が出ない時に辞めてしまうのってすごく簡単ですからね。

優勝インタビューでは“step by step”という言葉を使っていましたが、本当に一歩ずつ向上心をつないでここまで来たんだろうなあと思います。

今回は、4回転-3回転トーループのコンビネーションやトリプルアクセルなど、高さのあるキレッキレジャンプに磨きがかかっていたのはもちろん、今までにないほど闘志が伝わってきたし、そこに色気を見ました。

フリーが終わってゆっくりと顔を上げた時の表情、エキシビションでアンコールに応える表情を見ていると、「ああこれが彼の見たかった景色なんだろうなあ」と感じました。

私はスポーツをするのも好きですが、こういう努力を積み重ねてきたひとしかできない表情を見るのが本当に好きです。

表彰台のベテラン3人に感極まる

それにしても、2017NHK杯・男子シングル

1位:セルゲイ・ボロノフ選手(30歳)
2位:アダム・リッポン選手(28歳)
3位:アレクセイ・ビチェンコ選手(29歳)

という結果は感慨深いものがありました。

メダリストが全員アラサー(私もです)。

この3人の何がよかったって、やっぱり表彰式の表情ですよね。

特に掲揚されるロシア国旗を見つめるボロノフ選手にはぐっときました。
万感胸にせまる、といったあの横顔を見ているだけで泣けてしまいました。

でもやっぱり大人の余裕や遊び心?もあって。
3人ともセレモニーの前後にはおどけてみせたり、振袖姿の女性に見とれる仕草をしたり、会見ではユーモアで記者を笑わせたり。

あの3人の組み合わせ、ほんと素敵でしたよね。

オリンピックを控えたこの時期の羽生選手の怪我、もちろん残念だし心配ですが、このNHK杯自体は良い大会になったと思います。

ボロノフ選手、今回気づいた新たな魅力

大舞台で優勝していなかったためか、あまりリンク外のボロノフ選手の様子を見たことはなかったのですが、サービス精神が旺盛で優しいですね。

フリーが終わった後、日本語で「ツカレタ」と言っていたのも可愛かった。

あと優勝インタビューでは通訳のロシア語が非常に分かりにくく困った様子だったけど、敢えて聞き返したりすることなく、何とか今の気持ちを伝えようと英語と日本語で頑張ってしゃべってくれる心遣いに感動しました。

このあたり、生まれ持った優しさなのか、苦労人ゆえの気遣いなのか…

それからエキシのナンバー『枯葉』では、情感たっぷりに哀愁ある演技をしていてかっこよかったな。

若い頃から整ったお顔ですが、ボロノフ選手が一番かっこいいのは30歳の今なんじゃないかと思います。

ジャンプの印象ばかりが強かったのですが、決して技術だけの人ではないことを思い知らされました。

ひょうきんで懐も深くてイケメンて…ファンが爆発的に増えたことでしょう。

ピョンチャンオリンピック、ロシア男子シングルの出場枠は2つ。

更なる大舞台で活躍するボロノフ選手が見られますように!

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